あなたは愛犬に「待て」を覚えさせる意味や重要性をご存知ですか？
ただの芸と思われがちな「待て」ですが、実は愛犬を様々な危険から守ることの出来る万能な芸なのです。
この記事ではそんな「待て」の重要性や教え方のコツについて解説しています。是非一度ご覧ください。
待てを教える重要性
あなたはそもそも、犬になぜ「待て」を覚えさせる必要があるのか、考えたことはありますか？
一見、犬が賢いと思わせる芸の一つかと思いがちですが、これには様々な理由があるのです。
まずはその理由についてご紹介していきましょう。
芸の一つとして
まずは先ほども解説したとおり「芸」の一つとして覚えさせることが挙げられます。
最初はおすわり、そして待て、お手、おかわりなど連続技を行う際には待てが組み込まれていますからね。
ワンちゃんが覚える芸の中では、基本中の基本といえるでしょう。
危険から守るため
次に待ては「危険から守る」場合にも非常に役に立ちます。
例えば外で散歩をしている際、不意に愛犬に強くリードを引っ張られ、リードから手を放してしまった時に待てが出来るワンちゃんであればその場でとどまることが出来ます。
また信号待ちの際にも待てが出来るだけで飛び出しの危険性を大幅に減らすことが出来ます。
そのため待てを覚えさせることはほぼ「必須」と言ってもいいでしょう。
愛犬を制御するため
犬も生き物ですので、時に思わぬ行動をとることがあります。
歩いている人に襲い掛かりそうになったり、散歩している犬に向かって飛び出していったり、パニックになって予想外の行動をしたりなど様々なケースが考えられます。
そんな時、待てを覚えさせていたらその後のトラブルを無くせる可能性がグッと減るのです。
待ては様々な場面で役に立つ、飼い主や愛犬を守ってくれる優れた芸なんですね。
犬に待てを教えるステップ
では、ここからは実際に犬に「待て」を教える方法をステップごとにお伝えしていきます。
まず犬の気持ちになって考えてみましょう。そもそも犬は待てと言う意味を知りませんよね。
待てを覚えさせていない犬に「待て」と言ってもなかなか理解はしてくれません。
これは我々でいうと、突然知らない言葉で話しかけられるようなものです。
待てを覚えさせるには根気強くトレーニングをしていく必要があります。
まずは待ての前におすわりを覚えさせよう
待てを教える前にまず「おすわり」を覚えさせましょう。その方が効率よく教える事ができ、ワンちゃんの負担になりません。
すでにおすわりを覚えているという方はこのステップは飛ばしてください。
おすわりのトレーニングの方法について最初のうちは以下のようにトレーニングをしていきます。
このような流れで最初は「おすわりをすると餌がもらえる」と言うことを覚えさせていきます。
そしてこの流れに慣れてきたら「おすわり」と声かけをしたあと続けてトレーニングをしていきます。
何度も繰り返していくとおすわりと言った時点で座ってくれるようになるため、後は餌なしでおすわりが出来るようになれば完璧です。
おすわりの教え方については以下の記事でもくわしく解説しています。
おすわりを覚えたら待てを教えていく
そしてここまで出来たら「待て」を覚えさせてあげましょう。
待てについては以下のようにトレーニングをしていく必要があります。
まずはおすわりをさせます。
おすわりが出来たら、待てと合図しましょう。
そしてそのまま少しずつ距離を取っていきます。
最初の内は遠くまで行かず数歩ほど下がる程度にしましょう。
ある程度慣れてきたら少しずつ下がる歩数を増やしながらトレーニングしていきます。
ちょっとの時間でも待てが出来た時は、必ず褒めてあげてください。
エサをあげながらよしよしとたっぷりと撫でてあげてください。
まとめ
犬の「待て」の重要性や覚えさせ方などについて解説してきました。
「待て」は犬のしつけにとって、かならず覚えさせたいコマンドのひとつです。
これができるだけで様々な危険を回避できる可能性があり、また飼い主との信頼関係もグッと高まります。
ぜひ愛犬に待てをしっかりと覚えさせてあげてくださいね。
この記事を書いた人
わんずっと編集部｜りゅうパパ・きよママ
