ささみは、犬たちが喜ぶ食べ物のひとつで、栄養の豊富さから飼い主たちにも好まれています。
ささみには、犬の健康をサポートするタンパク質やミネラルがたっぷりと含まれています。
愛犬の健康や食事のクオリティを重視し、ささみを食事に取り入れている方もいるでしょう。
ただ、ささみをドッグフードとともに与えすぎることは注意が必要です。
この記事では、ささみの利点や与える際のポイント、推奨される方法について深く探ります。
犬にささみを与えるメリット
ささみは、愛犬の健康や食事の質を向上させるために優れた食品です。
以下に、ささみの主なメリットを挙げます。
良質なタンパク質
ささみは高品質のタンパク質を豊富に含んでおり、筋肉の健康や成長をサポートします。
特に成長期の犬や運動量の多い犬には、たくさんのタンパク質が必要とされます。
食いつきが良い
ささみの風味や食感は、多くの犬にとって魅力的なものです。
ドッグフードとは、やはり食いつきが違います。
消化のサポート
ささみは柔らかく、消化しやすい食材として知られています。
特に消化器系に問題を持つ犬や、高齢の犬には、ささみのような柔らかい食材が胃腸に優しく、消化のサポートとなります。
ささみを取り入れる際の注意点
ささみを取り入れる際には、以下の点に注意する必要があります。
ドッグフードと一緒に与えない
過剰にささみを与えると、栄養バランスが崩れる可能性があります。
多くのドッグフードでは、栄養素はすでにバランスの良い配合となっているので、ささみと同時に与えることは推奨されません。
たとえばリンの過剰摂取です。
ささみにはリンが多く含まれており、ドッグフードとの同時摂取によりリンを摂りすぎてしまうのです。
リンの過剰摂取は、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
ささみはドッグフードとの併用を避けながら、食事の間隔をあけて与えることをおすすめします。
生のまま与える場合のリスク
生のささみにはサルモネラや、カンピロバクターなどの細菌が含まれることがあるので注意が必要です。
これらの細菌は、犬の消化器系のトラブルや下痢を引き起こす可能性があります。
そのため、ささみを与える際は十分な加熱が必要です。
ささみの中心部までしっかりと火を通すことで、細菌のリスクを低減することができます。
アレルギーの確認
ささみは犬にとって安全な食材とされていますが、まれにささみにアレルギーを持つ犬もいます。
アレルギーの症状としては、皮膚のかゆみや赤み、消化器系のトラブルなどが考えられます。
初めてささみを与える際は、少量から始めて様子を見ることが大切です。
もしアレルギーの症状が現れた場合は、すぐに与えるのを中止し、獣医師の診断を受けることをおすすめします。
ささみの上手な与え方
ささみは多くの犬にとって嬉しい食べものであり、栄養価も高いものですが、上手に与えることでさらにその効果を最大限に引き出すことができます。
以下に、ささみの上手な与え方について詳しく解説します。
ささみの調理方法の工夫
愛犬にささみを与えるときは、美味しく安全に食べてもらうためにも調理法方法を工夫してあげましょう。
ボイル
ささみを沸騰したお湯の中に入れ中火で10分程度煮ることで、中の細菌を死滅させることができます。
ボイルすることで、ささみの栄養を大部分保持しつつ、安全に与えることができます。
スチーム
ささみを蒸し器で蒸すことで、栄養をほとんど逃がさずに調理することができます。
また、蒸し上げたささみは柔らかく、特に歯の弱い犬や高齢犬にも与えやすいです。
ジャーキー
ささみをジャーキーに加工することで、長期間保存が可能になります。
ジャーキーの作り方ですがまず、ささみの筋や不要な脂肪を取り除き、縦に薄めにスライスします。
次に、キッチンペーパーを使用して、スライスしたささみの水分をしっかり除去します。
その後、オーブンを80℃〜100℃に設定し、2〜3時間かけてゆっくりとささみを乾燥させると完成です。
ささみジャーキーは保存容器に移し冷蔵保存することで、1〜2週間の保存が可能です。
与える量の調整
ささみは高タンパクで低脂肪の食材ですが、与える量は犬のサイズや活動量によって調整する必要があります。
大型犬や活動量の多い犬には多めに与えても問題ありませんが、小型犬や運動量の少ない犬には適量を心がけましょう。
ささみの保存方法
ささみは生鮮食品のため、調理後は冷蔵庫での保存が必要です。
ジャーキーのように水分を取ってあげたものは長持ちしますが、その場合でも冷蔵保存は必須です。
まとめ
ささみは愛犬の食事のバリエーションを増やし、健康をサポートする素晴らしい食材です。
ただし、ドッグフードと同時に与えるのは控えましょう。
ささみを与えるうえで正確な分量と調理法を選べば、愛犬にとって安心かつ美味しい食事を提供できます。
犬も私たちと同じで、毎日同じ食事だと飽きることもあるでしょう。たまには彼らが喜ぶ食材を取り入れて、食事の楽しみを増やしてあげてあげるといいですね。
この記事を書いた人
わんずっと編集部｜りゅうパパ・きよママ
